プリムス 最小 #991 ランタン 純正グローブ付 1938年 primus Not coleman optimus radius tilley vapalux hasag ditmar petromax

スウェーデン製、プリムスの #991 ランタンです。
タンク底面のデートコードは AC 1938年製、タンクの側面にモデル名が刻印されています。
ストーブで有名なプリムスですが、灯油を燃料にするランタン、ランプも多数のモデルを製造していました。同じスウェーデンの、オプティマス、ラディウス、の比ではありません。
そのような豊富なラインアップの中で、#991 は 1930年代前半に導入され、1950年代半ばすぎまで生産されたロングラン・モデルです。この間、燃料キャップ、プリッカー・ホイール、ハンドル、ベンチレーターの形状や、トップナット、インナーコーンの有無、というような変更がされています。そうした変遷を追いかけるのも、このモデルの楽しみの一つです。
高さ 32cm と、プリムスの灯油ランタンの中では最小。コンパクトで、キャンプの際にテーブルの上に直接置いても、邪魔になりません。大きさの割に、かなりの明るさです。
また、装備がシンプルなため、キャンプで使用する際の「信頼性」が極めて高いモデルです。これは実用する上で、大事なポイントです。
キャンプ場で調子が悪くなり、タープの中で分解・整備するようなことは、出来る限り避けたいですから。私もキャンプには、必ず #991 または #1020 を、メイン・ランタンとして持って行きます。
今回の出品に際して、改めて点検・整備をしました。NRV（ポンプの逆流防止弁）、ポンプ皮カップ、燃料キャップのゴム部、プリッカー・ホイール部のグラファイト、ニップル、クリーニングニードルなどを確認。必要に応じて消耗品の交換をしています。
NRV が固着して外せない、というようなことはありません。
点灯／燃焼は画像のとおり快調です。純正グローブの破損を避けるため、手持ちのもので点灯させています。
（写真撮影後に点灯テストをしましたので、ミキシングチューブ等に少し色がついた点、ご容赦下さい）
燃料は灯油です。点灯する際には、アルコール受け皿が付いていますので、十分プレヒートをして下さい。
装備などについて
NOS のニップルとニードルを、スペアとしてお付けします。画像２枚目左上現在装着しているものも、ほぼ使っていませんので、先々の備えとして保管しておいて下さい。
ベンチレーターは、インナーコーンとトップナットのあるタイプ。鉄に琺瑯。表面にチップ（ハゲ）は無く、とても綺麗なフレーム、カラーは全てブラス製。タンクは側面、底面ともブラス製。凹みはありません。
グローブは、Schott Jena のプリムス純正品。ヒビ、欠け、曇りはありません。
プリッカー・ホイールは、少し小さめ、２世代目のもの。ハンドルは、ループがある、１世代目のもの。いずれも、出品の1938年製にマッチしています。
マントルは、コールマンの 21A が、入手もしやすくて良いと思います。その他は、画像からご判断下さい。
それでは、プリムス #991、1938年製、未使用のニップル、ニードル付き。これだけ良好なコンディションの #991 は、なかなか手に入らないと思います。
是非、この機会にご入手下さい。
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